製品名 |
超低温フリーザー(-152℃、チェストタイプ) |
超低温フリーザー(-152℃、チェストタイプ) |
細胞・組織の長期保存を可能に
-150℃/-152℃の世界
細胞や組織を超低温環境で保存するためには、細胞内外で微細氷結晶の動きを制御できるかどうかがポイントです。凍害防止剤を添加し、ある一定の温度以下で保存すると、微細氷結晶の成長を止めてガラス化(Vitrification)できます。
純水は-130℃が再結晶点であり、最近の研究ではDMSOや他の凍害防止剤との混合溶液中では-115℃付近と確認されています。
再結晶点よりもはるかに低い-150℃/-152℃超低温フリーザーで保存された試料は、微細氷結晶の成長を防ぎ、長期保存が
可能になります。
-150℃/-152℃フリーザーのメリット
貴重試料の長期保存として主流だった液体窒素保存法ですが、つねに液管理の手間や補充の危険がつきまといます。また液相保存の場合には、液中に細胞が漏れマイコプラズマによる汚染が拡大する懸念があり、近年は気相保存が増えて
きています。
しかし、液体窒素の気相保存では保存温度が-130℃~-150℃になり、-150℃/-152℃超低温フリーザーの庫内温度を上回って
しまいます。
フリーザー保存であれば、試料汚染の心配が少なく、ランニングコストも低減でき、再結晶点を大幅に下回る超低温域での
長期保存が可能になります。
温度変化が少ない安定した庫内環境
チェストタイプの特長は、扉開閉時の冷気漏れが少なく、長期保存にふさわしい安定した庫内温度環境が得られる点です。長期にわたって保存する必要のある株細胞・DNA・血液・骨髄細胞などを、高い信頼性と温度精度によって、
質の高い超低温保存環境を創出します。
【特徴】
・-152℃の冷却性能(周囲温度30℃のとき)、内容量128L・機械式フリーザーの限界を極めた-152℃の到達温度
・液体窒素保存によるコンタミネーションの無い-152℃保存
・(MDF-1156AT)自動補助冷却装置(LCO2用)、記録計付
・(MDF-1156ATN)自動補助冷却装置(LN2用)、記録計付
【仕様】
MDF-1156AT-PJ MDF-1156AT-NPJ |
|
内容量 | 128L |
冷却性能 | -152℃(庫内中央到達温度) |
外寸 | W1400×D800×H945mm |
電源 | 三相200V |
最大消費電力 | 1840W/2000W 50/60Hz |
製品質量 | 272kg |