サーモフィッシャーシータプローブ同時角度分解型 X 線光電子分光システム (ARXPS)

Thermo Fisher Scientific

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【概要】

Thermo Scientific ESCALAB XI+ イメージング XPS マイクロプローブの優れた分析性能とフレキシビリティーをご体感ください。
このシステムは、高い感度と高分解能定量イメージングおよびマルチテクニック性能を兼ね備えており、質の高いサーベイスキャンを数秒で行います


【特徴】

Thermo Scientific シータプローブ同時角度分解型 X 線光電子分光システムを使用することで、サンプルを傾けることなく角度分解スペクトルを収集して、極表面層の非破壊深さ方向分析ができます。

最新の材料分野では、固体表面の状況が材料物性に多大な影響をおよぼします。
自己組織化単分子膜、表面修飾ポリマー、半導体デバイスを含むこれらのタイプの素材では、最表面数ナノメートルの組成を確実に把握しておく必要があります。
シータプローブ同時角度分解型 X 線光電子分光システムでは、同時角度分解 XPS (PARXPS)、および Avantage データシステムの高度なソフトウェアを使用して、正確かつ高精度の解析結果を得ることができます。


●シータプローブ同時角度分解型 X 線光電子分光システムの機能:

  • 特許取得済みの技術により、60°の角度範囲の角度分解 XPS スペクトルを同時に収集する独自の機能が提供されます
  • X 線モノクロメーターは、15 ~ 400μm の範囲のユーザーが選択可能です
  • システムでは大型または複数のサンプルを処理できます
  • CCD サンプルアライメント観察系は、サンプル表面に垂直です


●レンズ、アナライザー、および検出器

  • ラディアンインプットレンズでは、見込み角が大きい (60°) 静電レンズによって光電子が収集されます
  • 大きな取り込み角度によって感度が最大限に高まり、PARXPS 測定で大きな角度範囲を収集できます
  • レンズ軸はサンプルの放線方向から 50° なので、20 ~ 80° (サンプルの正規角度に対して) の電子が収集されます
  • 180° 半球型アナライザーには、出力面に二次元の検出器が取り付けられています
  • 二次元検出器は、マルチチャネル検出: 最大 112 のエネルギーチャネルおよび最大 96 の角度チャネルを有します
  • レンズは、二つのモード:スタンダートモードまたは角度分解モードで動作できます


●X 線源

  • マイクロフォーカスモノクロメーターを搭載されています
  • X 線スポットサイズは 15 ~ 400μm です


●デプスプロファイリング

  • デジタル制御 EX05 イオン銃を使用すると、低エネルギーイオンの使用時にもデプスプロファイル測定が可能です
  • デプスプロファイルにサンプル面内回転を使用できます


●試料ハンドリング

  • 完全電動ステージは五軸の移動が可能です
  • ステージは大型サンプルに対応しています - X と Y の移動範囲は 70 mm でZ (高さ25 mm) です


●真空システム

  • 5 mm 厚のミューメタル製分析チャンバーにより、高い磁気シールド性を有しています
  • 内側または外側のシールドを使用する方法に比べ、より効果的です


●Avantage データシステム

  • 装置制御、データ収集、データ処理、レポート作成など、分析のすべての側面を統合します
  • リモートコントロールが可能で、Microsoft Word などのサードパーティソフトウェアと容易に連動できます
  • サンプルからレポートまでの総合分析プロセスを管理します