ESI QTOF質量分析装置には、ライフサイエンス研究、創薬探索研究、医薬品開発、そして複雑なマトリックス中のターゲット化合物および未知化合物の両方の分析を含む スクリーニングアプリケーションに必要な装置プラットフォームがすべて備わっています。
本システムは、低分子から抗体のような高分子まで、その同定と定量を1回の分析で実行できる最先端の性能を有し、 また、様々なイオンソースを選択することで分析の用途を大幅に広げます。
定性と定量を一度の分析で
クロマトグラフィーの有効化
優れた質量分析計であっても、優れたクロマトグラフィーの恩恵を受けることができます。
impact IIを選択することで、ハイフネーションが容易になります。
- UHPLC
- GC
- CE or
- IC
分離方法の切り替えは、それぞれ10分以内で完了します。
早い方法は柔軟性が高く、必ずしもクロマトグラフィー分離を必要としません。
ダイレクトプローブが最適です。
正確なLC-MS/MS分析を簡便に
ルーチンワークにおいても研究レベルで要求されるテクノロジーが用いられます。
ブルカー impact II QTOFは以下の特徴を備えています。
- 数pgオーダーの感度でありながら、高精度のMSおよびMS/MSデータを提供
- ダイナミックレンジの拡大により、複雑で高バックグラウンドのマトリックスからの確実なトレース分析を実現
- 明瞭なスペクトルのための真の同位体パターン
- 自動キャリブレーションにより、1ppm以下の質量精度を確保
- 50 GBit/秒のサンプリング技術により、超高速クロマトグラフィーにおいても高分解能を維持
impact IIは、ブルカーの直交飛行時間型質量分析計の堅牢性と10-bitデジタイザー技術を組み合わせ、他の追随を許さないダイナミックレンジで化合物の検出と同定を可能にします。
【主用途】- 合成化学
- 法医学とドーピング・コントロール
- 薬物代謝物や分解物、不純物の同定と定量
- プロテオミクスおよびメタボロミクスにおけるバイオマーカー探索とバリデーション
- バイオ医薬品領域でのインタクトなタンパク質分析と特性評価
製品 | impact II |
スキャン速度 | 1~50Hz (MS & MS/MS) |
フラグメント化 | CID |
ソース | ESI、APCI Ⅱ、APPIⅡ、ionBooster、GC APCI、 DirectProbe DIP、CaptiveSpray |
分解能 | 50,000 |
サイズ(mm) | 1200×800×1980 |