観察した細胞・組織領域を選択して回収し、下流解析へ
Accuva Cellectは、IR(赤外線)レーザーによる細胞の捕捉と、UV(紫外線)レーザーによる組織の切断を組み合わせたLCMシステムです。組織全体を一括解析する前に、目的の細胞や領域を選択して回収したい研究にご検討いただけます。
このような研究・導入計画に
- 腫瘍組織などから、特定の細胞集団や領域を採取したい
- 蛍光標識を指標として、目的の細胞を選択したい
- 凍結切片やFFPE切片から、DNA・RNA・タンパク質解析に用いる試料を回収したい
- 既存LCMの更新にあたり、観察方法・試料作製・消耗品の適合を確認したい
各用途への適合性は、試料の状態、前処理、採取量、下流解析の条件に応じて確認します。
IRによる捕捉とUVによる切断
IRレーザーは、CapSure LCMキャップの転写フィルムを介して対象細胞を捕捉します。メーカーは単一細胞・少数細胞の回収に適した方式として紹介しています。
UVレーザーは、対象の組織領域を切り分けるために使用します。試料や採取範囲に応じて、IRによる捕捉とUVによる切断を組み合わせます。
観察方法に応じて選べる構成
| 構成 | 型式 | 選定時のポイント |
| 蛍光なし |
LCM-PH1A |
明視野で対象領域を選ぶ研究向けに検討 |
| 蛍光付き |
LCM-FL1A |
LED落射蛍光による観察が必要な研究向けに検討 |
回収結果を確認して下流解析へ
試料の観察、対象領域の選択、切断・捕捉、回収確認の順に作業を進めます。ソフトウェアで画像を記録し、QCステーションでキャップ上の回収物を確認できます。
回収後のDNA・RNA・タンパク質抽出には、別途、試料と解析目的に適した試薬・手順が必要です。本装置自体が抽出やシーケンス解析を行うものではありません。
導入・更新前のご相談
お問い合わせの際は、次の情報をお知らせください。
- 試料の種類:凍結切片、FFPE切片、培養細胞など
- 採取したい対象:単一細胞、少数細胞、組織領域など
- 観察方法:明視野、蛍光など。蛍光の場合は色素名
- 下流解析:DNA・RNA・タンパク質解析など
- 更新の場合:現在の装置、使用中のスライド・キャップ
- 希望する導入時期、設置場所
装置構成、必要な消耗品、納期、設置・操作研修・保守条件は個別にご確認ください。