製品名 |
卓上型セルソーター CytoFLEX SRT V5-B2-Y5-R3, 15 Colors, 4 Lasers C71883 参考価格:¥39,500,000 |
卓上型セルソーター CytoFLEX SRT V5-B2-Y5-R0, 12 Colors, 3 Lasers C71884 参考価格:¥34,500,000 |
卓上型セルソーター CytoFLEX SRT V5-B2-Y0-R3, 10 Colors, 3 Lasers C71885 参考価格:¥33,000,000 |
卓上型セルソーター CytoFLEX SRT V0-B2-Y5-R3, 10 Colors, 3 Lasers C71886 参考価格:¥32,000,000 |
卓上型セルソーター CytoFLEX SRT V5-B2-Y0-R0, 7 Colors, 2 Lasers C71887 参考価格:¥26,000,000 |
卓上型セルソーター CytoFLEX SRT V0-B2-Y5-R0, 7 Colors, 2 Lasers C71888 参考価格:¥25,500,000 |
卓上型セルソーター CytoFLEX SRT V0-B2-Y0-R3, 5 Colors, 2 Lasers C71889 参考価格:¥25,000,000 |
※コンプレッサーは内蔵しています。
【特徴】
CytoFLEXファミリーにセルソーターが登場
最良の結果を得るためには高品質な目的の細胞が必要となります。
すぐに操作が覚えられ、簡単に操作でき、かつ、複数の細胞集団をソーティングできる装置が必要であれば、卓上型セルソーターCytoFLEX SRTが最適です。
CytoFLEX SRTは名前の通り、フローサイトメーターCytoFLEXファミリーに新たに加わった製品で、同じ光学系をベースに設計されています。
つまり、高感度なマルチカラーアプリケーションに対応する性能を持つことを示しており、実際に、CytoFLEXファミリーは多くのライフサイエンス関連の研究機関や製薬企業でマルチカラー解析に採用されています。
- マルチカラーアプリケーションのための優れた感度(独自のWDMとAPD技術)
- 簡単に交換可能な豊富なバンドパスフィルタ
- ライセンス切り替えによる容易なアップグレード
- マルチカラー解析を容易にする直観的なソフトウェア
- 自動液滴形成とドロップディレイ設定
- サイドストリームのモニタリングと自動最適化
- 気泡の検出と除去による自動リカバリ
卓上型セルソーターCytoFLEX SRTは、レーザー・蛍光チャンネルについて7種類の構成をご用意しています。
将来の研究ニーズの変化に応じて、ライセンスキー(USB型ドングル)を購入することで簡単にレーザー・蛍光チャンネル数をアップグレードできます。
必要に応じて交換可能なバンドパスフィルタが15個付属しています。
製品番号 | レーザー数 | 蛍光チャンネル数 | 488nm(青) | 638nm(赤) | 405nm(紫) | 561nm(黄緑) |
C71883 | 4 | 15 | 2 | 3 | 5 | 5 |
C71884 | 3 | 12 | 2 | 0 | 5 | 5 |
C71885 | 3 | 10 | 2 | 3 | 5 | 0 |
C71886 | 3 | 10 | 2 | 3 | 0 | 5 |
C71887 | 2 | 7 | 2 | 0 | 5 | 0 |
C71888 | 2 | 7 | 2 | 0 | 0 | 5 |
C71889 | 2 | 5 | 2 | 3 | 0 | 0 |
高性能ソーティング
CytoFLEX SRTは最大4レーザー15カラーで構成され、細胞間のわずかな差を特定し、ソーティングすることができます。
アボートされる細胞を回収する機能を含め、4つのソートストリームそれぞれに対して異なる組み合わせのソート設定を用いて、複雑なソートロジックを組むことが可能です。
ロジックは、ソフトウェア上でソートストリームごとに任意のゲートを指定するだけで設定が完了します。
これを同時通過アボート機能や単にアボートと呼びます。
- 4-wayソーティング
- ミックスモードソーティング
- 複雑なソートロジック
- アボートされる細胞を回収し、貴重な細胞を回収可能
- 100μmノズル
- 35kHzの液滴周波数
- 低いシース圧
次のステップの実験系に合わせて幅広い回収容器のオプションを選択できます。
本システムはチューブ、スライドまたはマイクロプレートを保持する3-in-1のホルダーを標準で備えています。
回収容器を設定するだけでソートストリームの位置が最適化されます。
- 5mLチューブ
- 15mLチューブ
- 96ウェルプレート(深型、浅型)
- 384ウェルプレート
- スライド
簡易なワークフロー
CytoFLEX SRT用CytExpertソフトウェアの特長は、革新的なセットアップ、モニタリングおよびストリームメンテナンスシステムによる自動化されたワークフローです。
搭載されたアルゴリズムがリアルタイムでキャリブレーションを行いますので、周囲温度及び粒度分布を考慮した正しいドロップディレイが設定されていることを確認できます。
ストリームは液滴が目的のチューブまたはウェルに確実に到達するように調節され、自動的に常にモニタリングされます。
スタートアップ | ボタンをクリックして画面上の表示に従います。 ノズルを設置し、[Next]をクリックします。 システムは診断テストを完了し、加圧し、10分以内にストリームを開始します。 |
装置の精度管理 (QC) |
精度管理(QC)のプロセスはCytoFLEXファミリーと同じで、QC用ビーズも同じものを使用します。 この作業にかかる時間は5分未満です。 |
ソートキャリブレーション | ソフトウェアにより、自動的に液滴形成に必要な各パラメータを設定し、サイドストリームを最適化します。 さらに、自動的にドロップディレイが決定し、設定されます。これにかかる時間は合わせて約6分です。 |
ソーティング | ユーザーインターフェースにより、4つの独立したソートストリームに対して複雑なソートロジックを迅速にセットアップできます。 基本的にソートロジックは、ソートストリームごとに目的細胞のゲートを割り当てるだけで完了します。 ポピュレーション、ソートモード、回収チューブの容量および目標カウントを設定します。 |
シャットダウン | システムシャットダウン手順では、塩の析出を防ぐため、塩をほとんど含まないシャットダウン溶液でサンプルラインを洗い流し、フローセル内の溶液を置換します。 7日間を超えるような長期シャットダウンの場合は、微生物の繁殖を防ぐため、システム内の液を70%エタノール液に交換します。 |
自動キャリブレーション
ソートキャリブレーションにより、システムは最適な液滴ブレイクオフポイント及び最適なサイドストリームを設定し、ドロップディレイ値を自動設定(自動ドロップディレイ)することが可能です。
ソフトウェアが自動メンテナンス機能で1分以内に回復できないストリームの不安定性を検出した場合は、自動リカバリが開始されます。
- 液滴キャリブレーション
システムが自動的に周波数および振幅をスキャンし、最適な液滴を形成します。
- サイドストリームキャリブレーション
液滴キャリブレーション完了後、システムは各ソートストリームに対して荷電フェーズ、荷電電圧、デファンニングを連続して自動キャリブレートします。
サイドストリームモニタリング検出器も廃液ストリームを垂直に保ちます。 - 自動メンテナンス
ピクセル数を測定し、圧電素子の電圧を変更して液滴形成を調節し、ドロップディレイを維持します。
自動リカバリ
自動メンテナンス機能のソフトウェアにより1分以内に回復できないストリームの不安定性を検出した場合、自動メンテナンス機能はオフになり、システムは自動リカバリ機能を開始します。
自動リカバリ機能が開始されるとシステムは自動的にサンプルフローを停止し、回収したサンプルを保護するため廃液キャッチャーを伸展させ、フローセル内の気泡除去を行います。
自動リカバリが成功し液滴の状態が復元すると、システムは再び自動メンテナンス状態となり、ソーティングを自動的に再開します。
自動リカバリが失敗した場合はソーティングが停止し、ユーザーがノズルホルダの洗浄、ソートキャリブレーションなどを行います。
マルチカラーアプリケーション
CytoFLEX SRTは、マルチカラーアプリケーションで簡単に使用できると評判のアナライザーであるCytoFLEXファミリーをベースに機器およびソフトウェア共に設計されており、
CytoFLEX SRT用CytExpertソフトウェアを使用します。
CytoFLEXファミリーと同じく、ユーザーインターフェースには、マルチカラーフローサイトメトリーアプリケーションを容易にする機能を引き継いでいます。
CytoFLEX SRTの検出器構成は、CytoFLEX S のV-B-Y-Rシリーズを拡張したもので、黄緑色レーザーと紫色レーザーに1つずつチャンネルが追加されています。
両装置を並行して使用することで、ソーター実行前にアナライザーを用いてソートゲーティング戦略を設計することができます。
装置のセットアップに要する時間を短縮するために、CytoFLEX S のCytExpretテンプレートをCytoFLEX SRTに移行することも可能です。
細胞株の開発
細胞株はライフサイエンス研究に不可欠であり、生体系のモデルとして使用されるほか、治療用生体高分子の合成及び改変するため細胞工場としてバイオ医薬品の製造に使用されています。
目的の細胞のクローン集団を得るためには時間と労力が必要です。
細胞の目的分子の産生速度や、翻訳後就職(PTM)の有効性、遺伝的安定性およびバイオリアクター内での増殖適応性など、細胞株の選定には多くの性質を考慮しなければなりません。
細胞株の開発の過程に、セルソーティングを追加することで、ダウンストリームの特性解析および分析法の開発に向けて、より幅広い性質を持つ細胞株を開発することができます。
ゲノミクス
細胞多様性がどのようにコードされているのか、それがDNAの体細胞変化なのかRNA発現なのかを理解することは、生体系を理解するうえで不可欠です。
単細胞ゲノミクスおよびトランスクリプトミクスにより、組織、細胞相互作用および機能性を誘導する制御ネットワークの詳細なマップを作ることができます。
このデータの品質を支えるのは、サンプルと単細胞調製の品質です。
高品質なscRNA-seqデータは、生存する単細胞を素早く慎重に回収し、ライブラリ作成前のRNA分解を防げるかどうかによって決まります。
【仕様】
製品番号 | C71883 | C71884 | C71885 | C71886 | C71887 | C71888 | C71889 |
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モデル | 15Colors 4Lasers |
12Colors 3Lasers |
10Colors 3Lasers |
7 Colors 2Lasers |
10Colors 3Lasers |
7 Colors 2Lasers |
5 Colors 2Lasers |
光学系 | |||||||
測定用Blue 488nm:50mW |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
測定用Red 638nm:100mW |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
測定用Violet 405nm:90mW |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
測定用Yellow 561nm:30mW |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||
ドロップディレイ 638nm:100mW |
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
レーザー照射 | キュベットフローセル方式、異軸 | ||||||
検出器 | 前方散乱光:Silicon-フォトダイオード(488/8nm bandpass filter) 側方散乱光、蛍光:Avalanche Photo Diode detector arrays(FAPD:Fiber Array Photo Detector) |
||||||
散乱光 | 前方散乱光:1個 側方散乱光:最大2個(405nm×1、488nm×1) |
前方散乱光:1個 側方散乱光:1個(488nm) |
|||||
測定検出 | 最大15個 | 最大12個 | 最大10個 | 最大7個 | 最大10個 | 最大7個 | 最大5個 |
測定シグナル | Area、Height:全検出チャンネル Width:選択した最大2チャンネル |
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表示ダイナミックレンジ | 7ディケード(表示ディケード変更可能) | ||||||
蛍光検出感度 | FITC:<30MESF(488nmレーザー使用時) PE:<10MESF(561nmレーザー使用時) APC:<25MESF(638nmレーザー使用時) |
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蛍光分解能 | FITC:rCV<3% | ||||||
最小検出粒子 | 488nm側方散乱光使用時:300nm 405nm側方散乱光使用時:200nm |
488nm側方散乱光使用時:300nm | |||||
解析速度 | 40,000イベント/秒 | ||||||
レーザー・検出器アップグレード | ライセンスキー(USB型ドングル) | ||||||
流路系 | |||||||
ノズル | 100μmセラミックノズル(取り外し及び超音波洗浄可能) | ||||||
タンク | シース液:4L ステンレススチール製タンク(オートクレーブ可能) 廃液:7L 高密度ポリエチレン製タンク シャットダウン溶液:1L 高密度ポリエチレン製タンク |
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シース圧 | 15PSI(固定) | ||||||
サンプルフローレート | 10~100μL/minで可変(1μL刻み) | ||||||
サンプル吸引部 | 5mLチューブ(12×75mm) | ||||||
キャリーオーバー | <0.1%(QC Beads) | ||||||
サンプル/分取温度管理 | 標準装備(別途 低温恒温槽が必要) | ||||||
ソーティング性能 | |||||||
液滴形成能 | 最大35,000個/秒(35kHz) | ||||||
サンプル分取速度 | 30,000イベント/秒 | ||||||
純度・回収率 | 純度>99%、回収率80%以上 (存在率5%のターゲット集団を≦10,000イベント/秒でソーティングした場合) |
||||||
分取方向 | 最大4方向 | ||||||
ソーティング方法(標準装備) | チューブ(5mL,15mL) マイクロプレート(6,24,48,96,384-ウェルおよび96ディープウェル) スライドグラス コレクションモジュールに搭載可能な任意のデバイス |
||||||
プレートへのソーティング | ソートストリームの垂直落下方式 | ||||||
アボートした細胞の回収機能 | 搭載 | ||||||
バイオセーフティ(オプション) | BSL-2, TypeA2 バイオセーフティキャビネット(C71891) | ||||||
エアロゾル除去(オプション) | AEROSOL ECAC SYSTEM(C63649) | ||||||
ソフトウェア | |||||||
ソフトウェア | CytExpert SRT Software(フリーウェア) | ||||||
QC機能 | 自動アライメント、QC自動判定(Pass/Fail)、L-Jチャート機能 | ||||||
ソーティング条件設定 | 自動ソーティング設定(液滴パラメータ、サイドストリームパラメータ、ドロップディレイ設定) サイドストリームのモニタリングと自動最適化 |
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メンテナンス機能 | シャットダウン時に塩濃度の低いシャットダウンソリューションに置換し塩の析出を防止 | ||||||
蛍光漏れ込み補正 | レーザー間、蛍光検出器間 フルマトリックス コンペセーション 自動コンペセーション、マニュアルコンペセーション、コンペセーションライブラリ、保存されたコンペセーションのインポート |
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FCSフォーマット | FCS3.0 | ||||||
遠隔サポート Beckman Connect | 対応(ただしワークステーションがインターネットにアクセスできること) | ||||||
本体 | |||||||
寸法 | 本体:W725×D475×H450mm 溶液タンクユニット:W345×D600×H485mm |
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重量 | 本体:62kg 溶液タンクユニット:13.5kg |
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エアコンプレッサー | 本体内蔵 | ||||||
消費電力 | 200W | ||||||
電源 | AC100~240V、50/60Hz | ||||||
設置条件 | 温度:15~27℃(動作中の基本変化±2℃以内) 湿度:20~80%(ただし結露しないこと) ※バイオセーフティキャビネットでは15~23℃ |
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レーザー規格 | Class 1 laser product |