LCM装置の更新時期を迎えていませんか?
レーザーマイクロダイセクション(LCM)は、組織切片から特定の細胞や領域を選択的に回収する技術です。
がん研究、神経科学、分子病理学など、幅広い研究分野で利用されています。
一方、長年使用しているLCM装置では、保守対応、ソフトウェア環境、部品供給、操作性などが更新検討の理由になる場合があります。
特に、Arcturusシリーズを使用している研究室では、既存の試料調製方法や回収用消耗品を継続できるかが重要なポイントです。
Arcturus CellectとAccuva Cellectの関係
Thermo Fisher Scientificは、2023年にArcturus Cellect LCMシステムの商業化をLAXCO社へ移管することを発表しました。
これにより、新しいCellect LCMシステムの販売やサービスはLAXCO社が担当することになりました。
Accuva Cellectは、Arcturus系LCM技術を継承する製品として提供されています。
従来のArcturus製品に関連するワークフローや消耗品との連続性は、装置更新を検討する際の重要なポイントです。
Accuva Cellectの特徴
IR・UVデュアルレーザー
Accuva Cellectは、IRレーザーとUVレーザーの両方を搭載しています。
IRレーザーは単一細胞や少数細胞の捕捉に、UVレーザーは組織領域の切断に適しています。
幅広い試料への対応
凍結切片、FFPE切片、染色済み試料など、さまざまな試料調製方法に対応しています。
操作性を考慮したソフトウェア
組織の観察、目的領域の選択、レーザーによる回収、回収結果の確認までを支援するソフトウェアを備えています。
コンパクトな設計
顕微鏡とレーザーシステムを一体化した設計で、研究室への設置を考慮した構成となっています。
装置更新前に確認したい5つのポイント
1. 既存消耗品との互換性
CapSureキャップやスライドなど、現在使用している消耗品が継続利用できるかを確認します。
2. 既存プロトコルの適用
試料調製、染色、回収、核酸抽出など、現在の実験手順をどこまで継続できるかを確認します。
3. 明視野・蛍光観察の必要性
Accuva Cellectには、明視野観察を中心とした構成と、蛍光観察に対応する構成があります。
使用する染色方法に応じて、適切なモデルを選択することが重要です。
4. 設置・トレーニング
装置の設置条件、使用方法のトレーニング、初期導入時のサポート内容を確認します。
5. 保守・技術サポート
国内での問い合わせ窓口、メーカーによる技術支援、保守部品の供給条件などを確認します。
既存の研究を継続するために
LCM装置の更新では、新しい装置の性能だけでなく、既存の研究を継続できるかが重要です。
特に、長年蓄積してきた試料調製方法や解析プロトコルを活用できることは、研究室にとって大きなメリットになります。
ただし、旧機種との完全な互換性や、すべてのプロトコルの無変更での移行が保証されるわけではありません。具体的な条件は事前に確認する必要があります。
まとめ
ArcturusシリーズのLCM装置を使用している研究室では、装置更新に際して、消耗品、プロトコル、観察機能、サポート体制などを確認することが重要です。
Accuva Cellectは、Arcturus系LCM技術を継承し、IR・UVデュアルレーザーを搭載したレーザーマイクロダイセクションシステムです。
株式会社インミディアムでは、Accuva Cellectの新規導入や既存LCM装置からの更新について、ご相談を承っています。
製造元:LAXCO(米国)
日本国内取扱い:株式会社インミディアム
https://www.inmediam.com