膵臓研究にレーザーマイクロダイセクション(LCM)を活用する|膵島と外分泌組織の選択的解析

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膵臓は異なる機能を持つ組織から構成される

膵臓には、インスリンやグルカゴンなどを分泌する内分泌組織と、消化酵素を分泌する外分泌組織が存在します。

内分泌組織である膵島は、膵臓全体の中では比較的小さな割合を占めています。

そのため、膵臓組織全体からRNAやタンパク質を抽出した場合、膵島に由来する分子情報が外分泌組織の情報に埋もれてしまう可能性があります。

糖尿病研究や膵疾患研究では、目的とする組織を選択的に解析することが重要です。

LCMによる膵島の選択的回収

レーザーマイクロダイセクション(LCM)は、顕微鏡で観察した組織切片から、目的の細胞や組織領域を選択して回収する技術です。

膵臓研究では、膵島と周辺の外分泌組織を分けて回収することで、それぞれの遺伝子発現や分子特性を比較できます。

例えば、正常組織と疾患組織の膵島を比較し、インスリン分泌や細胞ストレスに関連する遺伝子発現を調べる研究が考えられます。

Accuva Cellectによる組織回収

米国LAXCO社のAccuva Cellectは、IRレーザーとUVレーザーを搭載したレーザーマイクロダイセクションシステムです。

IRレーザーは専用フィルムによる目的細胞の捕捉に、UVレーザーは組織領域の切断に利用できます。

膵島のように周囲の組織と区別して回収したい領域では、顕微鏡下で目的領域を指定できることが重要です。

膵臓組織の取り扱いで注意したいこと

膵臓にはRNA分解に関与する酵素が豊富に存在するため、RNA解析では試料の保存や処理条件が重要です。

また、膵島内部にも複数の内分泌細胞が存在します。

膵島全体を回収しても、単一の細胞種だけが得られるわけではありません。特定の細胞種を解析したい場合には、免疫染色などによる同定や回収条件の工夫が必要です。

まとめ

膵臓研究では、膵島と外分泌組織を区別した解析が、局所的な分子変化の理解に役立ちます。

Accuva Cellectは、IR・UVデュアルレーザーによる組織回収を通じて、膵島研究や糖尿病研究における領域別解析を支援します。

膵臓組織のLCMへの適用や装置導入については、株式会社インミディアムまでお問い合わせください。

製造元:LAXCO(米国)
日本国内取扱い:株式会社インミディアム
https://www.inmediam.com