LCMでは消耗品の選択も重要
レーザーマイクロダイセクション(LCM)では、装置本体の性能だけでなく、試料を載せるスライドや、回収した細胞を保持するキャップなどの消耗品が重要です。
使用するレーザー方式や試料の種類、回収する細胞数によって、適した消耗品が異なる場合があります。
適切な消耗品を選択することは、細胞回収の効率や下流解析の品質にも関係します。
CapSure LCMキャップとは?
CapSureは、LCMで目的細胞を回収するために使用される専用キャップです。
IRレーザーによる細胞捕捉では、回収用フィルムを介して目的細胞を捕捉します。
回収した細胞を保持したキャップは、その後の核酸やタンパク質の抽出工程に利用されます。
主なCapSureキャップ
Accuva Cellectに関連するメーカー推奨消耗品として、次の製品が紹介されています。
CapSure Macro LCM Caps
比較的大きな領域や多数の細胞の回収を想定したキャップです。
CapSure LCM MicroCaps
少数細胞や小さな回収領域を対象とする場合に検討されるキャップです。
CapSure HS LCM Caps
高感度な回収用途に向けたキャップです。
各キャップの適用範囲や回収条件は、使用する試料と装置構成に応じて確認する必要があります。
PENメンブレンスライドとは?
PENメンブレンスライドは、レーザーによる組織切断を利用するLCMで使用されるスライドの一種です。
薄いメンブレン上に組織切片を配置することで、UVレーザーによる切断・回収に利用できます。
Accuva Cellectの推奨消耗品には、PEN Membrane Frame SlidesやPEN Membrane Glass Slidesが含まれています。
ただし、試料調製方法や回収方式によって、適したスライドは異なります。
核酸抽出用試薬も確認する
LCMで回収した細胞からRNAやDNAを抽出する場合には、微量試料に対応した抽出試薬が必要になることがあります。
メーカーの推奨製品には、PicoPure RNA Isolation KitやPicoPure DNA Extraction Kitなどが掲載されています。
また、FFPE試料を対象とした核酸抽出・解析用試薬も紹介されています。
製品の販売状況や適合性は、購入前に確認する必要があります。
消耗品を選ぶ際のポイント
消耗品の選定では、以下の点を確認することが重要です。
・IRレーザーとUVレーザーのどちらを使用するか
・FFPE切片か凍結切片か
・回収する細胞数や組織面積
・RNA、DNA、タンパク質のどれを解析するか
・既存プロトコルとの適合性
・消耗品の入手性とランニングコスト
まとめ
LCMでは、装置本体だけでなく、回収用キャップ、スライド、核酸抽出試薬などを適切に組み合わせることが重要です。
Accuva Cellectは、IR・UVデュアルレーザーによる細胞回収に対応しております。研究目的に応じた消耗品の選択が必要です。
株式会社インミディアムでは、Accuva Cellectの装置構成や使用する消耗品についてご相談を承っております。
製造元:LAXCO(米国)
日本国内取扱い:株式会社インミディアム
https://www.inmediam.com
※本製品は研究用です。診断目的には使用できません。