細胞を培養環境から取り出さずに観察する重要性
一般的な細胞培養では、細胞の状態を確認するために培養容器をインキュベーターから取り出し、顕微鏡で観察することがあります。
しかし、頻繁に取り出すと、温度やCO₂濃度などの培養環境が一時的に変化します。
また、研究者が一定間隔で観察する場合、観察と観察の間に起きた変化を見逃す可能性もあります。
こうした課題に対して、インキュベーター内でのライブセルイメージングが注目されています。
CYTONOTEによる継続的な観察
CYTONOTEは、インキュベーター内に設置して細胞のタイムラプス画像を取得できる装置です。
専用ソフトウェアHORUSを使用することで、画像の記録や細胞の定量解析を行えます。
IPRASENSE
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例えば、次のような評価への利用が考えられます。
細胞増殖試験
細胞数やコンフルエンシーの変化を継続的に記録し、増殖曲線を作成します。
薬剤添加後の細胞変化
薬剤添加前後の細胞増殖や形態変化を観察し、時間依存的な反応を把握します。
細胞接着・剥離の観察
細胞が培養面に接着する過程や、刺激後に剥離する様子を経時的に確認します。
長時間観察で得られる情報
エンドポイント測定では、特定の時点の結果しか得られません。
一方、タイムラプス観察では、反応が始まるタイミングや、変化が進む速度なども評価できます。
これは薬効評価や細胞培養条件の最適化に役立つ可能性があります。
まとめ
CYTONOTEを利用したインキュベーター内観察は、細胞培養の状態を継続的に記録し、観察作業の効率化とデータ取得の充実を図る方法です。
長時間の細胞観察を必要とする研究に適した技術といえるでしょう。