お客様の生体サンプルをオーリンク(Olink)のPEAによって分析します。
タンパク質を網羅的に定量する事が可能となります。
具体的な生体サンプルとして、下記のサンプルの測定が可能です。
・血清 ・EDTA血漿 ・組織溶解物 ・クエン酸血漿 ・細胞培養上清 ・ヘパリン血漿 ・プラーク抽出物 ・マイクロダイアリシス液 ・脳脊髄液 ・細針生検 ・乾燥血液スポット ・滑液 ・尿 ・組織間液 ・細胞外小胞 ・細胞破砕液
■オーリンクの技術、PEAとは?
PEAはProximity Extension Assayの略です。
各タンパク質標的について、二つのオリゴヌクレオチド標識抗体(PEAプローブ)が近接して結合します。
オリゴがハイブリダイズしてqPCR(リアルタイムPCR)やNGS(次世代シークエンシング)で検出可能なユニークなテンプレートを形成する必要があります。
これにより1μLから6μLのサンプル体積で多数のタンパク質を同時に測定する事が可能です。
したがって、通常のマルチプレックス免疫アッセイに関連する問題は克服されます。
なぜなら、潜在的な抗体の交差反応が検出信号に寄与しないからです。
このような非常に優れた特異性がPEAの特徴です。
DNAオリゴヌクレオチドで標識された抗体ペアが、溶液中のターゲット抗原に結合します。
近接したオリゴヌクレオチドがハイブリダイズし、DNAポリメラーゼによって伸長されます。
この新しく合成された二本鎖DNAバーコードは、PCRによって増幅されます。
そして、NGSやqPCRによって読み取られる準備ができます。
大規模タンパク質バイオマーカーの発見のための次世代シークエンシング(NGS)による読み出し
ターゲットを絞ったタンパク質バイオマーカーの発見と検証のためのqPCRによる読み取り
■各段階で統合されたコントロール
PEAプロトコルの各段階を監視するために、特別に設計された内部コントロールが各ウェルに追加されます。
さらにアッセイ間の精度を改善するために外部コントロールとしてネガティブコントロールとプレートコントロールを入れています。
また精度を推定するためにサンプルコントロールを使用しています。
※アッセイプレート内でのコントロールの具体的な配置は、実行されるパネルの種類に応じて異なる場合があります。
リアルタイムPCRを用いた方法の方が安価ですが、一度に定量できるタンパク質の量に限りがあります。
また相対定量も可能ですが、絶対定量などにも対応しております。
次世代シーケンサーを用いる方法の方が高価ですが、一度に大量のタンパク質を定量できます。
相対定量となっています。
■下記のような研究分野で主に利用されています。
・心血管疾患
・神経学
・腫瘍学
・免疫腫瘍学
・炎症
・生物学的プロセス
■具体的なサービス
① Olink Explore HT:
・タンパク質:5,400+(10桁に渡るダイナミックレンジ)
・特異性:99.5%(無視できる程度の交差反応性)
・読み取り:NGS(自動化されたワークフロー)
・検体量:2μL(血清、血漿、他)
② Olink Target 96 とOlink Target 48
・タンパク質:43から92の分析対象物/パネル
・検体量:1μL
・絶対定量/相対定量
・厳格なバリデーション
③ Olink Flex & Focus
・タンパク質:15-21分析対象物/パネル
・検体量:1μL
・絶対定量/相対定量
・厳格なバリデーション
博士号保持者が中心となって試験担当します。
お気軽にお問合せ下さい。