圧力センサーでふらん瓶内の気圧変化を測り、BODに換算します。JISの滴定法と相関がある結果が得られます。
スターラー付き、6検体用と10検体用があります。
・操作が簡単な圧力センサー式、滴定法と相関あり
・BOD5に対応、5日分5回の測定値を自動保存
測定操作について
ふらん瓶に試料と攪拌子を入れてホルダーに炭酸ガス(CO2)吸収剤を置き、センサーを取り付ければ準備完了。
スターラーにセットして+20℃のインキュベーターに入れます。
センサーの操作は2つのプッシュキーで行う非常に簡単なものです。
JIS法との比較
比較項目 | BODテスター6D/10D(圧力センサー式) | JISに従う溶存酸素定量法 | ||
ウインクラー・アジ化ナトリウム変法(滴定法) | ミラー変法(滴定法) | 隔膜電極法 | ||
滴定操作 | 無 | 有 | 有 | 無 |
滴定溶液の調製※ | 無 | 有 | 有 | 有 |
滴定に要する溶液数※ | 無 | 5 | 3 | 2 |
使用する試薬数※ | 無 | 7 | 5 | 3 |
値の読み取り方法 | デジタル | 滴定量 | 滴定量 | デジタル |
BOD5メモリー有無 | 有 | 無 | 無 | 有または無 |
経時変化の確認 | 可 | 難 | 難 | 可 |
操作の簡便性 | ○ | × | × | △ |
なお、JIS標準希釈水は文献などを参考にお客様にてご準備ください。
【用途】
・水質検査におけるBOD5の測定
・排水の自主管理のための測定
【仕様】
型名 | 6D | 10D |
測定方式/測定範囲 | 圧力センサー式、0~90、0~250、0~600、0~999pm(レンジ切り替え式) | |
ふらん瓶架数 | 6本 | 10本 |
ふらん瓶容量 | 500mL | |
試料攪拌 | 6連式マグネチックスターラーによる(回転数固定) | 10連式マグネチックスターラーによる(回転数固定) |
外形寸法/質量 | センサー部:50×50×70Hmm、80g スターラー部:270×185×95Hmm、2.3kg 組み合わせ時:270×185×300Hmm、約4.8kg |
センサー部:50×50×70Hmm、80g スターラー部:432×165×95Hmm、3kg 組み合わせ時:432×165×300Hmm、約7.1kg |
電源 | BODセンサー:リチウム電池×2(約2年間交換不要)、マグネチックスターラー:AC100V | |
製品構成/付属品 | BODセンサー×6(リチウム電池、ふらん瓶、吸収剤ホルダー付属) 専用6連式マグネチックスターラー×1(攪拌子×6付属) |
BODセンサー×10(リチウム電池、ふらん瓶、吸収剤ホルダー付属) 専用10連式マグネチックスターラー×1(攪拌子×10付属) |
・BODセンサー単品(リチウム電池、ふらん瓶、吸収剤ホルダー付属)での販売も可能です。
・インキュベーター内で使用される場合、上記の奥行に加えてコンセント分として+30mmの余裕を取ってください。