表面を擦って耐久性を調べるとき、「乾いた状態」と「液体が存在する状態」では、異なる結果になる可能性があります。
実際の使用状況に近い評価を考えるには、摩擦だけでなく、表面に触れる液体にも目を向ける必要があります。
乾式試験で確認すること
乾式試験は、試験液を加えずに繰り返し擦る方法です。
一定条件で材料を比較したり、機械的な擦れによる外観変化を確認したりする際の出発点になります。
湿式試験で確認すること
湿式試験では、指定した液体を用いながら擦ります。例えば人工汗液を使う場合、汗の存在を想定した条件で表面への影響を調べます。
ただし、液体に浸すだけの試験と、液体が存在する状態で擦る試験では、加わる負荷が異なります。
TRIBOTOUCHは、複数ノズルによる試験布への液体供給機構を備えています。液体の供給状態を管理することは、比較条件を揃えるうえで重要です。
試験液は「実際に触れそうだから」だけで選ばない
液体の種類や濃度、供給量、試験時間が変わると、結果の意味も変わります。
適用規格がある場合は、その条件を確認します。独自の試験液を使う場合は、装置や試料への適合性をメーカーと相談する必要があります。
まず乾式で比較し、次に必要な湿式条件を追加するなど、目的に合わせた試験設計が大切です。
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