塗料やコーティングを変更するとき、色や光沢が同じでも、繰り返し触れたときの耐久性まで同じとは限りません。
材料の切り替えや製造条件の見直しでは、従来品と候補品を同じ条件で比較することが、判断材料になります。
比較の出発点は、現在使用している製品
まず基準となる従来品を用意し、候補品と並べて試験します。
TRIBOTOUCHを用いた比較では、荷重、往復運動の条件、試験布、試験液の有無などをそろえます。さらに、試料の膜厚や硬化条件、下地の材質も確認する必要があります。
これらの条件が異なると、結果の差が塗料によるものなのか、試料の作り方によるものなのか、判断しにくくなるためです。
最終状態だけでなく、変化の過程を見る
試験終了後の写真だけでは、変化がいつ始まったのかは分かりません。一定の試験回数ごとに観察すると、初期変化から劣化が進むまでの過程を比較できます。
例えば、次のような項目を記録します。
・文字や模様の薄れ
・つやや色の変化
・塗膜の摩耗や下地の露出
・表面の荒れ
写真を比較する場合は、照明、撮影角度、倍率をそろえることも大切です。
試験結果を採用判断につなげる
摩耗試験の結果は、材料選定を支える情報の一つです。密着性、耐薬品性、加工性、コストなどと合わせて検討すると、製品に適した選択につながります。
インミディアムでは、従来品と候補品の比較を検討されているお客様からのご相談を承っています。